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2020.02.17 Mon

2020.3.15 sun 続サンデープロミス盛岡編〔ぼくの伯父さん ・再考〕

“いったい、いつまでも子供の心を失わない大人とは、あまりに甘美すぎる幻想であって、人はある年齢に達すると父親としての人生を歩むか、伯父としての人生を歩むかの選択を迫られる(中略)父親的な人生とは、責任感や道徳が支配する安定した重厚なる世界だ” ・ ・ かつて編集者・岡本仁さんが雑誌VISAGEの「ジャック・タチ特集号」で書いたリード文のことを、ぼくはある日思い出しました。 40をとうに過ぎたぼくに子どもが出来、ついに父親になる日が来たからです。 かつてぼくが歩もうとした伯父さん的人生とは、ジャック・タチが映画のなかで描いたユロ氏のようにほんとうに軽やかでお気楽な人生のことなのでしょうか。そして父親的人生とは。日曜の朝にそれぞれの人生のサウンドトラックともいうべきレコードをかけながら、改めて岡本仁さんの〔ぼくの伯父さん論〕を、岡本さんご本人と共に再考致します。 ・ 日時 :2020年3月15日(日) 10:00〜12:00 参加費:2,000円 (盛岡市内丸・六月の鹿/1ドリンク付き) 定員 :20名 お申込 : booknerdmorioka@gmail.comまたはBOOKNERDのインスタグラムのアカウントへDMでお気軽にお申し込み下さい。

2020.02.10 Mon

2020.2.28.fri あいたくてききたくて旅にでる 刊行トークイベント “小野和子をとおしてみた世界”

〔トークイベントのお知らせ〕
写真家の志賀理江子、キュレーターの清水チナツ、映像技術者の長崎由幹の三人からなる「PUMPQUAKES(パンプクエイクス)」の初の出版物である〔あいたくてききたく旅にでる〕は海辺の町や山奥の集落で、口から耳へと語りつがれてきた”民話”を東北で50年にわたり、一軒一軒の戸を叩きながら採訪した民話採訪者・小野和子さんの旅日記と旅の背景にある物語である。”民話”という形がみえないものをいとおしそうに大事に軒先で乞う小野さんはなにを”民話”に見たのか。世界から消え入ってしまいそうなもの、現在のわれわれの生活のなかで切り捨てられてしまう、科学的でもなく合理的ではないものの重みをPUMPQUAKESの三人と一緒に、制作過程のやりとりを記録した映像を上映し、制作秘話もまじえながら話したいと思います。
 
「あいたくてききたく旅にでる」刊行トークイベント
“小野和子をとおしてみた世界
 
場所:BOOKNERD(盛岡市紺屋町6-27)
日時:2020年2月28日(金)19:00〜(開場/18:30〜)
参加費:1,500円(書籍を持参もしくは当日BOOKNERDで購入頂いた方は500円引き)
定員:20名

2020.02.09 Sun

2020.2.10 mon – 2.20 thu 吉森慎之介写真展 〔うまれたてのあさ〕

“九州で生まれ育った僕にとって冬の東北はとても新鮮で、 そこで見た景色たちは、まるで うまれたてのようでした。
まばたきをするうちに消えてしまう、そんなあさたちです。 ・ うまれたてのあさ、を冬の東北に見つけました。 あの真っさらでしがらみのない景色はどんな所にもあらわれます。 雪にうもれた堤防、線路の向こうに広がる海、そして喫茶店のテーブルにも。 カメラを取り出しているうちに、すっかり消えていたりもします。 きっと会えたり、会えなかったり。 ・ ぼくは少しだけ、ラッキーなんだと思います” (うまれたてのあさ あとがきより) ・ 九州で生まれ育った写真家がひょんな事から訪れた東北の、ぴんと張り詰めた汚れのない朝をモチーフに作り上げた写真集。 写真家吉森慎之介の処女作〔うまれたてのあさ〕には北国のおおらかさと厳しさ、静謐な空気と敬虔さが封じ込められています。 その吉森さんの写真展を2月10日(月)より開催致します。同時に「うまあさ写真館」と題し、中津川沿いでの撮影イベントも開催予定です。 ・ 吉森慎之介写真展 “うまれたてのあさ” 2020.1.10 mon – 20 thu ・ ・ 吉森慎之介/写真家 1992年鹿児島県生まれ、熊本県育ち。都内スタジオ勤務を経て、2018年に独立。2019年に写真集 うまれたてのあさを刊行。 同名の写真展が全国を巡回している

2020.01.12 Sun

2020.2.22 sat YUSUKE YAMATANI TALK,EXHIBITION “I CAME BACK HOME”

山谷佑介 ヨーロッパツアー帰国報告展覧会andトーク 2020 “I CAME BACK HOME”

写真家山谷佑介が昨年9月に敢行したパフォーマンス作品「Doors」ヨーロッパツアーの帰国報告展覧会andトークイベント「I came back home」を盛岡で開催致します。「Doors」とはパフォーマンスと写真撮影を融合させたセルフポートレート作品。彼は自身の意思を排したセルフポートレートを撮影するために、特殊な装置を考案し、2018年春より日本国内でパフォーマンスを行なってきました。 会場ではドラムセットの周囲に3台のカメラを設置し、ドラムを叩いた振動をセンサーが感知すると強烈なスト ロボ光を放って彼自身や観客、会場の様子が撮影されます。撮影された写真はパソコンを経由して、複数台のプリンターから絶えずプリントアウト。不規則に切られるシャッターと暗闇に放たれるフラッ シュは、山谷の姿を残像として観客の瞼に焼き付け、プリンターから大量に出力された写真はそれとは違うイメージを生み出すなど、パフォーマンスから写真の生産に至るまでの一連の流れは、人間の意識や物事を みる眼差しの歪みや複雑さを浮かび上がらせました。 2019年9月、山谷は必要な機材をバンに詰め込み、ヨーロッパ6カ国を巡るパフォーマンスツアーを敢行。 走行距離4,980km、全8回のパフォーマンスで撮影された写真は3,563枚にのぼりました。今回 の帰国報告展覧会では、その全ての写真がプリンターから出力され、会場内に積み上げられています。ま た、山谷はパフォーマンスで出力されたプリントが、それを持ち帰った人々の家でどのように存在している かという”その後”をリサーチするため、来場者たちに「#myyamatani」のハッシュタグをつけての写真の 投稿を呼びかけました。そこで集まった写真には、山谷の依頼に応えようとする撮影者たちの配慮が見ら れ、”意識的に写真を撮る”という行為の本質を垣間見ることができます。SNSなどを通して日々多くの 写真や情報を目にし、常に何者かからの視線の中を生きる相互監視的な社会の中で、自らの身を持って、アナログな方法で写真という行為に飛び込んだ写真家の軌跡を、作家本人のトークと共にどうぞご高覧くださ い。
日時:2020年2月22日(土)  19:00〜(開場/18:30〜) 会場:BOOKNERD 参加費:500円(ドリンク持ち込みOK) 定員:20名
※ヨーロッパツアーをまとめた写真集の最終予約を承ります。今回の写真集は限定受注生産となり、完成後 の書店での販売はありません。  
山谷佑介(Yusuke Yamatani) 1985年、新潟生まれ。写真スタジオに勤務した後、期せずして出会った東松照明や無名の写真家たちとの 交流を通して写真を学び、作家としての活動を開始。ユースカルチャーの儚い姿をストレートなモノクロ写 真で捉えた「Tsugi no yoru e」を2013年に発表し注目され、それ以降、ライブハウスやクラブの床、自身 の新婚旅行、深夜の住宅街、セルフポートレートなどさまざまなテーマの作品を展開し、現代人をとりまく 世界のあり方についてのユニークなヴィジョンを提示している。主な写真集に『ground』(Gallery Yamatani)、『RAMA LAMA DING DONG』(Gallery Yamatani)、『Into the Light』(T&M Projects)が ある。

2019.12.14 Sat

2020.1.11 sat – 1.26 sun KOSUKE HAMADA EXHIBITION “THE LAUNDRIES”

 アメリカ ロサンゼルス周辺のコインランドリーに集まる人々や風景を写真に収めた写真集「THE LAUNDRIES」。この写真集の出版を記念した東北初の写真展をBOOKNERDで開催いたします。併せて写真展初日の1月11日(土)にはトークイベントも開催。
濱田紘輔 写真展”THE LAUNDRIES” 出版記念イベント「ぼくらが見たアメリカ」
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写真集「THE LAUNDRIES」の舞台となったロサンゼルスやポートランド、ニューヨークなどアメリカをロードトリップしている写真家濱田紘輔と、定期的にアメリカ、主に西海岸に本や雑貨の買い付けに行っているBOOKNERD店主早坂大輔。
見えてきた風景とそこに生きる人々。ふたりが語る幻想のアメリカと、リアルなアメリカ。
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日時:2020年1月11日(土) 19:00〜(開場/18:30〜)
定員:20名
参加費:1,500円(盛岡市中ノ橋通/Waltzのドリンク付)
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ロサンゼルス周辺の地域のコインランドリーを巡って、様々な人達に出会い写真を撮らせてもらった。 洗濯物や服装から、その人の好きなものや、どんな生活をしているのかが伺える。レトロな看板のデザ イン、アメリカらしいゲームセンターの景品や、目を引く洗剤の自動販売機。そこにあるものすべてに “アメリカ”を感じ、僕はワクワクした気持ちになった。祖母が作った大切なキルトを洗っていたおばあ ちゃん。大量の靴を洗濯機に放り込むおじさん。入念に洗剤のブレンドを確かめるおばさん。ゲームを しながら待っている少年。ベビーシッターと一緒にいた女の子。彼らに大きいカメラを向けると表情や ポーズを作る人もいれば、戸惑う人もいたりと反応は様々だった。ロサンゼルスは、地域ごとにエスニック タウンが存在していたりと、様々な人種の人々が暮らす街だ。それぞれのコインランドリーで見た光景 は、今のアメリカ社会の、そして世界の縮図のようにも感じられた。グルグルと回る洗濯機を見ながら、 僕は、アメリカのことをもっと知りたいと思うようになった。

(濱田紘輔)